消える【ジャゴナウ】
ムウちゃんねるのムウです!
今回は『フットサル』戦術の【ジャゴナウ】について触れていきます。
うまく利用することができれば相手の視界から『消える』ことができます。
消える動き【ジャゴナウ】
【ジャゴナウ】(diagonal)とはポルトガル語で「斜め」を意味する言葉です。
サッカーではディアゴナルと言われることがあると思います。
相手にとってはとても守りにくい動きとなります。
動き出し。
— ムウちゃんねる (@FB_brother) 2020年5月14日
相手の視界から消えている。
素晴らしい…。 https://t.co/kM4WgcZvv3
このように相手の背後に抜け出す動き出しをし、すぐに相手から離れる「斜め」の動きを入れていきます。
相手DFは自分の背後のスペースをケアしなければならない為、一度マークを見失いボールとマークを同一視できず、身体の向きもおかしくなってしまっています。
相手にとっては攻撃側が『後出し』で動いてくるのでとても対応がしづらいものとなります。
まとめ
今回は前回に引き続き『フットサル』戦術である【ジャゴナウ】について触れていきました。
途中紹介したように相手にとってはとても守りにくいものになり『消える』動き出しができると思います。
是非使ってみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
フットサル基本戦術【パラレラ】
ムウちゃんねるのムウです!
今回はサッカーではなく『フットサル』の戦術【パラレラ】について触れていきたいと思います。
サッカーは知らぬ間に『フットサル』の戦術を多く使っていることがあります。
是非使ってみてください!
縦を突破する【パラレラ】
よく聞いたことのある戦術だと思いますが【パラレラ】とはポルトガル語で『平行』という意味があります。
こちらの動画をご覧ください。
これはとてもわかりやすいですね! https://t.co/s0SbtZ6Bsm
— ムウちゃんねる (@FB_brother) 2020年5月13日
実際にサッカーの試合でもよく起こる現象です。
ボールがタッチラインに対して『平行』に動いていますね!
【パラレラ】のコツとしては走りこむ選手よりも先にボールを送り込むということです。
ボールホルダーに寄った守備者の背後をうまく使うためには、走りこむ選手のマークが遅れている間にボールを送ることによって成功確率が上がります。
また、マンチェスターシティの崩しでもよくみられます。
最高な形…。 https://t.co/8CdzXDipka
— ムウちゃんねる (@FB_brother) 2020年5月13日
3つ目のクロスが【パラレラ】を使用した崩しになります。
シティの選手は無意識的にクロスが上げやすいように少しボールを内側に送り込んでいるように見えますね!
このパターンもコツの1つといえるでしょう。
まとめ
このようにタッチラインに『平行』のボールを送り込み突破を図ることを【パラレラ】と言います。
【パラレラ】のみに限らず『フットサル』の戦術はサッカーで有効なプレーが多いです。
今後はそのような『フットサル』の戦術にも触れていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
【Situation Basica】
ムウちゃんねるのムウです!
今回は【基本的な場面】について触れていきます。
今後また詳しく触れていきたいと思いますので今回は表面だけ触れていきます!
基本的な3つの場面
基本的な場面は3つに分かれます。
『1vs1』 『2vs1』 『1vs2』 です。
それぞれのシチュエーションによってとるべきアクションが変わってくるので紹介していきます。
1vs1
【攻撃】
[ Intencion tactica ] 戦術的意図
【守備】
2vs1
【攻撃】
[ Profundidad ] 深さ
[ Desmarque ] 相手を外す動き
【守備】
1vs2
【攻撃】
[ Intencion tactica ] 戦術的意図
【守備】
[ Cobertura ] カバーリング
[ Permuta ] *ポジションのカバーリング
まとめ
今回はこのように各場面でどのようなプレーの選択があるのかについて触れていきました。
それぞれの詳しい説明は今後また新しい記事で紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
サッカーに影響を与える【チェスの概念】
ムウちゃんねるのムウです!
今回は以前少し触れた【ポジショナルプレー】はどのようなものから影響を受けているのか。
考えていきましょう!
【チェスの概念】
【チェス】のトッププレイヤーである『ボビー・フィッシャー』はこのように言っている。
この言葉はサッカーに直結すると私は考えます。
【ポジショナルプレー】の目的
【ポジショナルプレー】の目的は「ピッチを広く使うこと」や「パスを多く繋ぐこと」などと考えられている方もいると思いますが本来の目的は
となります。
では、この3つの優位性とは何か。少し触れていきます。
1 数的優位
文字通り相手よりも人数をかけ、数的有利を作り出せるポジション
をとること。
2 質的優位
選手の特性に依存する優位性である。
選手のクオリティの相性で相手を上回ること。
3 位置的優位
選手の配置によってもたらす優位性。
相手がボールとマークを同一視できないポジショニングなど...
まとめ
このようにサッカーは【チェス】の概念に影響を受けている。
先ほど挙げた
1 数的優位
2 質的優位
3 位置的優位
この3つの優位性を確保することでゲームを優位に進めている。
このようにサッカーで有効な考え方が『サッカー以外』の分野から入ってくることは少なくない。
【サッカーしか知らないものはサッカーすら知らないのである】
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
世界基準の【認知】
ムウちゃんねるのムウです!
今回は【認知】について触れていきます。
サッカーで最近よく言われている『観る』という行為。
サッカーで良いプレーをする上で欠かせないアクションです。
世界基準の『観る』はどのようなものなのか...
【認知】することの重要性
まずはこの動画をご覧ください。
見えないこと(認知していない)が何よりも怖い。
— ムウちゃんねる (@FB_brother) 2020年5月11日
状況判断とよく言うけどその前の『認知』はサッカーにおいて何よりも重要なこと。 https://t.co/R17mXhNN1A
このように今日本代表で活躍されている久保選手も言っていますが【認知】というアクションはサッカーにおいて『始まり』だと私は理解しています。
【認知】というアクションは1試合でおよそ1800回繰り返しています。
チームで計算すると約20000回も行っているのです。
【認知】というアクションが多いほど得る「情報」はより確かなものとなり、勝つ可能性をあげる要素となりうるのです。
『いつ』観るのか...
首を振り「情報」を得るタイミングは2つあります。
1 チームメイトがボールを持っている時
ほとんど常に首を振るチャンスだと思います。
そしてこのタイミングでは、より『正確な情報』を得ることが重要だと思います。
ある程度の余裕がある状態なのでなるべく多く、そして『正確な情報』を入手することを意識しましょう!
2 ボールが向かってきている時
1は多数の選手ができている事かもしれません。
しかし、2は非常に難しいタイミングで日々のトレーニングが必要となってきます。
『最終確認』のようなものになり、ここの【認知】の精度が高ければ良いプレーに繋げることが可能になります。
『どこ』を観るのか
次は『どこ』を観るのか。
5つの選択肢と優先順位はこちらです!
1 縦パス
まずは速く前進をするために縦パスを狙います。
ここが第一優先です。
2 斜め前のパス
ここで縦パスが通らなかった時に横をすぐに選んでしまう選手が多いですが、縦パスが通らなくても「前進」をすることが大切なので『斜め前のパス』となります。
3 ドライブできるスペース
ここで横パスだと思った方も多いと思いますが、「前進」できるスペースが存在するのであれば『ドライブ(ドリブル)』を選択していきましょう!
4 横パス
ここで『横パス』になります。
「前進」することが難しいので「展開」を選ぶということが大切です。
「前進」できるのに『横パス』を選ぶのは優先順位としてはあまり良くないといえるでしょう!
5 バックパス
最後の選択肢として『バックパス』
「前進」「展開」が難しいのでやり直すという判断となる。
むやみに『バックパス』を選ぶのではなく最終手段であることを認識する。
まとめ
『いつ』『どこ』をみてプレーを選択するのか。
【認知】をすることの重要性を説いていきました。
【認知】する『タイミング』と『場所』を意識してみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
【トランジション】勝利への分岐点
ムウちゃんねるのムウです!
今回は今更ではありますがサッカーでの局面が切り替わる瞬間【トランジション】について触れていきます。
勝利を掴む【トランジション】
サッカーの試合において局面はボール保持時を「攻撃」、非ボール保持時を「守備」と定義されます。
そしてこの「攻撃」と「守備」の局面が変わる部分を「切り替え」【トランジション】とし、
2つの局面が追加された。
現代フットボールの戦術においてとても重要な局面となります。
欧州二大戦術ではどちらも重要視されているものです!
こちらも合わせてご覧ください。
2つの【トランジション】
【トランジション】には『攻撃➡︎守備』、『守備➡︎攻撃』の2種類存在する。
1 ポジティブトランジション
『守備➡︎攻撃』の局面を【ポジティブトランジション】と呼ぶ。
ボール奪取直後の瞬間にあたる。
例)カウンター
組織的攻撃への移行
2 ネガティブトランジション
『攻撃➡︎守備』の局面を【ネガティブトランジション】と呼ぶ。
ボール喪失直後の瞬間にあたる。
例)*ゲーゲンプレス
プレッシング
後退
プレッシング&後退
まとめ
これらの2つの【トランジション】をどのように攻略していくのか。
本当の意味で組織されているチームは局面の変化に瞬間的に対応できなければならない。
大切なのは『攻撃中に守備への移行に備え』 『守備中に攻撃への移行に備える』ということである。
今回の【トランジション】について説明した動画もあげていますのでそちらも合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
【前進】4段階に分かれる前進
ムウちゃんねるのムウです!
今回は4段階に分かれる【前進】について触れていきます。
細分化される攻撃
日本のサッカーではあまり聞きませんが攻撃は『4つの段階』に分かれると考えることができます。
細かく分けることにより、今どうすれば良いプレーなのか判断することをサポートします。
以前あげた【欧州王者】華麗なサッカーの緻密な戦術 2 - ムウちゃんねるにある「組織的攻撃」であった4つの手段と混ざってしまいそうですね。
それらをさらに細かく『段階』として定義しているものなのでややこしく感じますがついてきてください!笑
4段階の【前進】
ここから4つの段階の【前進】をみていきましょう!
イニシアシオン(スタート)
【イニシアシオン】は攻撃のスタートの部分になります。
以前、説明したような「サリーダ・デ・バロン」はここのスタートの段階にあたります。
キーパーがCBやSBに出すことやロングパスなども含みます。
クレアシオン(創造)
【クレアシオン】は攻撃の連携のスタートの段階です。
CB、SB、CHなどの関わり、コンビネーションが開始する段階です。
コンティヌアシオン(継続)
【コンティヌアシオン】は攻撃の連携の継続です。
【クレアシオン】は連携のスタートでしたがここではさらに関わりを増やして、コンビネーションの継続を行います。
攻撃の「テンポ」を作るような段階です。
フィナリサシオン(フィニッシュ)
【フィナリサシオン】は攻撃のフィニッシュの段階になります。
最も重要な段階ですが日本人はここが目的であることを忘れてしまいがちです。
サッカーはゴールを奪うスポーツで目的は点を奪うことにあります。
4段階の進み方
4つの段階の進み方ですがボールを奪った瞬間に【イニシアシオン】に入ります。
そこからカウンターをすぐに仕掛ける場合ももちろん存在するので【イニシアシオン】から一気に【フィナリサシオン】まで飛ぶこともあり得ます。
また以前あげた【ストーミング】世界を震撼させる『嵐』 - ムウちゃんねるこちらの攻撃でもあり得るように少ない手数で攻め切り【コンティヌアシオン】(継続)を飛ばすこともみられます。
まとめ
このような4つの段階も戦術、戦い方によって様々です。
あえて4つの段階を全て通るもの。
【コンティヌアシオン】を飛ばして戦うもの。
一気に【フィナリサシオン】に到達させようとするもの。
様々な戦い方があり、やはりサッカーは奥が深いと感じました。
最後に攻撃の手段に関しての動画もあげているので合わせて参照ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!